「私立高校の実質無償化」と言われる就学支援金。
2020年より支給額が大幅にアップして、対象者の範囲も広がっています。
2020年より私立高校が無償化?就学支援金や援助制度をわかりやすく
就学支援金の額は最大40万円ほどになるようですが、振込日はいつ?
いったん学費を支払って後から返金されるシステムであれば、返金されるのはいつごろ?
就学支援金の仕組み・手続きの流れ
就学支援金は、国から支給されるお金なのですが、国から保護者の銀行口座に直接入金されるものではありません。
という仕組みになっています。
つまり、入学後かなり経ってからでないと就学支援金が支払われないので、先にまとまった学費を学校に納められるようお金を準備しておく必要があります。
学費の支払い方は学校によって一括や分割などいろいろな方法が用意されているかと思います。
学校ごとに決められた期日までに必要な学費をいったん支払い、後ほど就学支援金分を学校から返金してもらうのです。
分割払いにしていてまだ支払っていない学費がある場合は、返金ではなくそこに就学支援金を充当するという処理をする場合もあるようです。
ではいつごろ返金してもらえるのでしょうか?
都道府県や学校によって就学支援金の振込日・返金日はバラバラ
何箇所か問い合わせてみてわかったのですが、いつ返金してもらえるかというのは、本当にバラバラです。
まず、都道府県によってバラバラ。
そして、学校によってもバラバラなんです。
たとえば、わたしが住んでいる県ではこのようなスケジュールです。
東京都の場合
東京都私学財団の私立高等学校等授業料軽減助成金事業については、
私学財団へ保護者が直接申請(7月)
保護者に振り込み(12月下旬)
大阪府の場合
大阪府の私立高等学校等授業料支援補助金については
学校を通して申請(6月)
学校へ振り込み(10月末)
学校から保護者へ返金(時期は学校による)
就学支援金が振り込まれるまで学費を準備できない場合は?
このように就学支援金が支給されるまでかなり時間がかかるので、最初にある程度まとまったお金を用意しておく必要があるわけですが、なかなかそれが難しい場合もありますよね。
そのようなときは、学校に相談してみましょう。
文部科学省は、都道府県から学校に対して次のように指導するよう求めているようです。
授業料を負担することが困難な者に対しては、就学支援金が支給されるまでの間徴収を猶予するなど、生徒・保護者の負担に十分配慮する。