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【京都府】2020年度以降の私立高校無償化(就学支援金)の内容は?

国が実施する「高等学校就学支援金」が2020年度より大幅に拡充されます。
それにともなって、京都府が実施している私立高校の授業料無償化制度は2020年度からどう変わるのでしょうか?

2020年2月20日に新しい情報が公開されました。

京都府の私立高校無償化制度「あんしん修学支援制度」は2020年度からどうなる?

京都府の担当部署である「文化スポーツ部 文教課」に問い合わせてみたところ、2020年1月15日現在ではまだ検討中で決まっていないという回答でした。

国の制度が大幅に拡充されるので、その分、京都府の授業料無償化制度「あんしん修学支援制度」も拡充の方向で検討が進められているものの、まだ予算の検討中であり、議会で承認されるのは、遅い場合は3月中旬ころになるかもしれないとのこと。

⇒2020年2月20日に新しい支援制度の内容が公開されました。

MEMO

京都府  文化スポーツ部 文教課
075-414-4516

京都府の私立高校無償化制度「あんしん修学支援制度」の2020年度の内容

2020年度の京都府「あんしん修学支援制度」の内容を紹介します。

※あんしん修学支援制度の拡充の内容を含む令和2年度当初予算案は現在開会中の京都府議会にて審議中のため、まだ決定していません。(2020.2.20)

京都府 私立高校無償化 2020

2020年度からはこのように拡充されます。

  • 年収目安が590万円未満の世帯への支援は年65万円
  • 年収目安が910万円未満の世帯への支援は年19万8,000円

これは、国の就学支援金の額を含みます。

ちなみに、国の「就学支援金」は、2020年度より次のように拡充されます。

年収目安が590万円未満の世帯への支援は年39万6,000円
年収目安が910万円未満の世帯への支援は年11万8,000円

>>国の就学支援金制度について最新の情報はこちら

私立高校無償化 2020年度

つまり、年収590万円未満の世帯については+25万4,000円の支給、年収910万円未満の世帯については+7万円の支給が京都府から行われるということですね。


参考
私立高等学校あんしん修学支援事業(予算案)京都府

 

▼私立高校の無償化制度の全体像について基本から知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
私立高校 学費 援助 2020年2020年より私立高校が無償化?就学支援金や援助制度をわかりやすく




京都府の私立高校の学費(平均額)

京都府の私立高校の学費の平均額は、全国平均よりもかなり高めです。

京都府の私立高校の学費の平均額(年額)>

 

授業料 52万7,838円
施設整備費等 19万7,378円
入学料 9万1,872円

 

初年度合計 81万7,088円

ちなみに全国平均は以下のとおり。

授業料 39万9,152円
施設整備費等 16万8,562円
入学料 16万3,272円

 

初年度合計 73万986円

初年度は全国平均よりも9万円ほど高く、2年目以降は全国平均より16万円ほど高くなっています。

国の就学支援金が約40万円なのに対して京都府の支援制度は65万円なので太っ腹だなと思いましたが、そもそも学費が全国平均よりも16万円ほど高かったのですね。

それでも年収目安が590万円未満の世帯については国の制度よりも年間25万円も上乗せで補助してもらえるので、やっぱり手厚い給付と言えますね。