千葉市が児童養護施設や乳児院、母子支援施設などへの支援を呼びかけた「サンタクロース大作戦」がツイッターやニュースサイトで話題になっていました。
サンタさんになるチャンスだぞ!!!!!
千葉県の児童養護施設Amazonほしいものリスト! なるほど! ランドセルがいきなり届くより絶対こっちがいいな。https://t.co/KGmmfSHB6U
— Takaakira say (@Takaakira) December 15, 2019
「Amazonほしい物リスト」を活用して、施設の子どもたちへプレゼントを寄付できるものです。
カードゲームや絵本、書籍、おもちゃ、ベビーグッズ、日用品などがリストに入っていたのですが、ツイッターでたくさんリツイートされて、たくさんの人が寄付をおこない、あっという間にほしい物リストがからっぽになってしまったようです。
支援する方も、支援される方も助かる合理的な仕組み
この仕組み、支援される側も、する側も、とても助かる合理的な支援方法ですよね。
支援する側としては、
- 何か支援したいけど募金は困っている人にきちんと届いているのか不安・・・
- モノを送りたいけど今何が必要なのかわからない・・・
支援される側は、
- 気持ちはありがたいけど不要なものばかりもらっても正直迷惑・・・
支援される側は、ほしいものを随時ピックアップしてリストに入れておく。
支援する側は、ほしい物リストの中から自分の支援できる金額にあわせて送ってあげようと思うものを選んでポチっとするだけ。
そしてAmazonも儲かる^ ^
まさに「三方良し」の優れた仕組みです。
今回の千葉市の「サンタクロース大作戦」は寄付が殺到してあっという間に終わってしまいましたが、ほかにも子どもに関連する施設で「Amazonほしい物リスト」を公開しているところを探してみました。
Amazonほしいものリストを利用した寄付を受け付けている子どものための施設・NPOなど
児童養護施設
様々な事情により家族と一緒に生活することが困難な子どもたちが暮らす福祉施設です。
入所する子どもたちの生活支援や心のケア、自立に向けた支援等を行っています。
・名古屋文化キンダーホルト(愛知県長久手市)
ほしい物リスト
コメント欄にて愛知県の児童福祉施設ポータルサイトをご紹介いただき追加しましたので、愛知県の児童養護施設が多めです。
その他の施設、NPO法人など
・認定特定非営利活動法人ポケットサポート(岡山県)
小児がんや心臓病などの慢性疾病を抱える子どもたちの学習・復学・自立支援を行っている団体です。
ほしい物リスト
・中日青葉学園 わかば館(愛知県日進市)
児童心理治療施設。軽度の情緒障害をもつ子どもを、短期間入所させ、または保護者の下から通わせて、その情緒障害を治し、あわせて退所した子どもについて相談その他の援助を行うことを目的とする施設です。
ほしい物リスト
・トイBOX(愛知県知多郡)
福祉型障害児入所施設。主に知的障がいのある2~18歳のこどもたちがお家代わりとして暮らしています。
ほしい物リスト
・NPO法人わっか(滋賀県米原市)
こどもたちがほっとできる場所づくり。こどもが自由にすごし、おとなも一緒にいて楽しいと思える時間を作っています。そのために米原市で冒険遊び場や古民家の開放を行っています。
ほしい物リスト
・認定NPO法人accommon(アコモン)(岩手県盛岡市)
発達障がい[神経発達症/神経発達障がい:ADHD、自閉スペクトラム症、限局性学習症(学習障害)など]の診断を問わず、 集団生活が苦手な子どもも大人も、社会の一員として充実した生活を過ごせるようになることを目指しています。
ほしい物リスト
・NPO法人 こどもグリーフサポートふくおか
親やきょうだい、祖父母、友達など、大切な人と死別した子どものグリーフサポート活動を行っています。
ほしい物リスト
・NPO法人ぷるすあるは(さいたま市)
精神障がいやこころの不調、発達凸凹を抱えた家庭や、さまざまな事情の中で、頑張っている子どもたちを、絵本やウェブサイトなどの情報コンテンツを通して応援しています。
ほしい物リスト
寄付金控除は受けられる?
Amazonほしい物リストによる寄付の場合も寄付金控除は受けられるようです。
こちらは長期療養中の子どもたちの学習支援をおこなっている「ポケットサポート」の説明です。
amazon「ほしい物リスト」に掲載している商品の現物寄付の場合は、寄付された物品を適正な価格(時価等)で金銭換算し、当団体への寄付金として計上することになります。
つきましては、amazonで商品を購入(ご寄付)いただき当団体に到着した後、寄付受付事務処理を行った際のamazon販売価格を寄付額として確定させていただきますので、ご了承ください。
確定申告による税制優遇(寄付金控除)を受けるためには、氏名・住所・電話番号を寄付先の施設や団体に伝えて「寄付金受領証明書」を発行してもらう必要があります。
他にも、Amazonほしい物リストによる寄付を受け付けている子ども関連施設などがありましたら、コメント欄でお知らせください。