2020年度より大幅に拡大される就学支援金。
高校に入学したら早速申請書を提出しなければなりません。
就学支援金の必要書類
就学支援金の申請に必要な書類は次のとおりです。
- 申請書
- 保護者等のマイナンバーを明らかにできる書類
※その他、都道府県ごとに必要書類を定めている場合があるので学校からの案内に沿って提出します。
マイナンバーを明らかにできる書類とは?
マイナンバーを明らかにできる書類とは、次のいずれかです。
- マイナンバー通知カードの写し
- マイナンバーカードの写し
- マイナンバーが記載された住民票等の写し等
マイナンバー通知カードの写しとは
マイナンバー通知カードとは、マイナンバー制度が始まってすぐに郵送されてきた紙製のカードです。
画用紙ほどの厚さもないペラペラの紙です。
「写し」ですからマイナンバー通知カードのコピーということですね。
マイナンバーカードの写しとは
マイナンバーカードとは、プラスチック製の磁気カードです。裏にICチップがついています。
先ほどの「マイナンバー通知カード」は全員に郵送されているのに対して、「マイナンバーカード」は申請した人にだけ交付されるものです。
こちらも「写し」ですからコピーをとるということです(マイナンバー記載面)。
マイナンバーが記載された住民票等の写しとは
マイナンバーカードは持っていない。
マイナンバー通知カードはもらったはずだけどなくしてしまった…
そんな人は、「マイナンバーが記載された住民票の写し」でもかまいません。
住民票を請求するときに「マイナンバーが記載された住民票」を指定して請求することができます。
なお、住民票の写しはコンビニでも交付されるようになりましたが、コンビニ交付を利用するにはマイナンバーカードが必要なのでマイナンバーカードを持っていない人には無理ですね。
市役所や区役所へ足を運ぶか、郵送で請求しましょう。
マイナンバーは誰の分が必要?
「マイナンバーを明らかにできる書類」は親権者全員分(つまり両親分)が必要です。
親権者がいない場合は次の図のようになります。
ただし、マイナンバーの提出が困難と認められる場合は例外的な取り扱いがされることもあります。
【マイナンバーの提出が困難と認められる場合の例】
・DVなどの理由により接触が困難な場合
・海外に在住しており住民税が課されていない場合 など
マイナンバーは毎年提出するの?
就学支援金の申請は入学してすぐ、4月におこないます。
その後は毎年7月ごろに改めて受給資格の確認をおこないます。毎年7月ごろに所得情報が更新されるからです。
マイナンバーは入学してすぐ、4月の申請の際に提出する必要があります。
その後の受給資格の確認については、最初に提出したマイナンバーを利用するので、何度も提出する必要はありません。
参考
高等学校等学校等就学支援金手続きリーフレット(令和2年4月~6月支給)文部科学省
マイナンバーの提出方法は?子どもに持たせて大丈夫?
就学支援金の申請は高校を通しておこないますが、マインバーカードのコピーなどはどのように提出すればよいのでしょうか?
- 親本人が持参しなければならない?
- 子どもに持っていかせる?
- 郵送する?
調べてみたのですが、学校によって取り扱っている提出方法が異なるようです。
おそらく学校から配布される申請用紙など一式の中に説明があるかと思います。
1つ、参考になるものとして埼玉県のサイトに次のような説明をみつけました。
参考
2019年度から補助金審査の一部にマイナンバーを利用します埼玉県
郵送により提出する場合には本人確認書類が必要となります。
対面による場合は本人確認書類は不要となります。
「対面による提出」とは、生徒又は保護者等からの提出のいずれも含まれます。郵送あるいは対面による手続きのいずれの方法を採用するかは学校により異なりますのでお通いの学校へお問合せください。
本人確認書類とは写真付きの身分証明書のことです。
たとえば、免許証やパスポートのコピー。
マイナンバーカードにも写真があるので、そのコピーでもかまいません。