子供と一緒に映画「スティーブ・ジョブズ」を見ました。
最近読んだ『勉強嫌いほどハマる勉強法』という本で「心に火をつける映画」として紹介されていたんです。
映画の予告編と作品情報
『スティーブ・ジョブズ』2013年
主演: アシュトン・カッチャー , ダーモット・マローニー 、 ルーカス・ハース
監督: ジョシュア・マイケル・スターン
127 分
映画を見た子供の反応は?
今回一緒に映画を見たのは小学4年生の次男。
映画やドラマが大好きで、子供向けではないヒューマンドラマ系の洋画などでも一緒に楽しんで見てくれます。
iPhoneを作った人の話ということで食いつきは良かったです。
ただし、この映画にiPhoneは出てきません。
前半は学生時代からパソコンの開発や会社の立ち上げあたりの話。
このあたりは、わからないことがあっても私に質問しながら結構一生懸命見ていました。ストーリーにも付いて来れてる様子。
こだわりや理念を持って製品開発をしている姿や、やっと完成した画期的な製品を他社に真似されて怒り狂う姿には、感じるところがあったのではないかと思います。
後半は社内の覇権争いの話。このあたりからもうさっぱりわからなくなったみたいで、諦めて寝てしまいました。
子供に見せたくないシーンはある?
子供向け映画じゃないものを親子で一緒に見るときに心配なのが、きわどいシーンが出てこない?という点ですよね。
映画「スティーブ・ジョブズ」は、女性と一緒に朝を迎えるシーンは一瞬ありましたが、露骨なベッドシーンなどはありませんでした。
ただ、恋人の妊娠が発覚して、スティーブ・ジョブズが自分の子供ではないとゴネるシーンがあります。気になったのはその点くらいですね。
スティーブ・ジョブズはすごい人だけど「良い人」ではない
妊娠した恋人を冷たく突き放すシーンもそうですが、友人に対しても冷たく切り捨てる場面があります。
スティーブ・ジョブズはすごい人ではあるけれど、いわゆる「いい人」ではないんです。
「とにかくすごい人!めっちゃいい人!」みたいな描き方だとヒーロー映画みたいで嘘っぽいですから。
ちょっと話が逸れますが、ずいぶん昔、雑誌の編集長をしている方の話を聞く機会があって、そこにスティーブ・ジョブズのエピソードが出てきたのを思い出しました。
天才だけど人を人とも思わないようなところがあって、アポを取ってインタビューに行ってもそっけない態度で他の仕事をしてまともに話してくれない…といった内容でした。
当時アップルの業績が低迷している時で、その態度にカチンときた記者がスティーブ・ジョブズの責任を追及するような(普通は聞きづらい)厳しい質問をしたところ、急にスイッチが入っていろいろ話してくれるようになり、その記者さんはスティーブ・ジョブズにとても気に入られて後日引き抜きのお誘いもあったのだとか。
この話を聞いて感じたのは、スティーブ・ジョブズという人は、人からどう思われるかとか、みんなに好かれたいという考えは全くなく、情熱や使命感を持って自分の役割をきちんとまっとうする人は評価するし、そうでなければ完全に見下すというか人として扱わない。
そういう価値観をもった人なのだなと思いました。
この映画でも、学生時代から一緒にビジネスを立ち上げてきた親友を「今は活躍できていない」と冷たく切り捨てる場面がありました。
子供と一緒に見て良かった?
最後の方は子供が寝てしまいましたし、子供にとってはアニメのような楽しい映画ではなかったかもしれませんが、一緒に見て良かったと思います。
なぜなら、
なんで自分の会社なのに追い出されるの?
など、いろいろ質問してきて、株式会社の仕組みを説明するきっかけになりましたし、会社ってこんな風にできていくんだな…とか、こんな仕事があるんだな…というイメージがつかめただろうなと思うからです。
ちなみに、後半の覇権争いも含めてちゃんとストーリーを理解できるようになるのは中高生以降かもしれませんが、中学生になると親と一緒に映画を見てくれることもほとんどなくなりますし…。
完全には理解できなくても、小学校3〜4年のうちから見せておきたい映画です。
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