ベネッセ進研ゼミの中学講座にも「ハイブリッドスタイル」といってタブレットを使って学習するコースがありますよね。
進研ゼミは小学生の「チャレンジタッチ」からそのまま継続する人も多いので、利用者もたくさんいます。
進研ゼミ中学講座を子供に利用させていた保護者の口コミを集めました!
他のタブレット学習とのちがいや特徴もあわせて紹介します。
進研ゼミ中学講座ハイブリッドスタイルの基本情報
ベネッセの進研ゼミ中学講座は、2つの学習方法から好きな方を選択できます。
- 従来からの「紙」の教材で勉強する「オリジナル」
- タブレット+紙の教材で勉強する「ハイブリッドスタイル」
ここで紹介するのはハイブリッドスタイルの方です。
名前に「ハイブリッド」とあるとおり、タブレットと紙の教材を併用して学習するスタイルです。
記述式の教材など紙の教材もきちんとあります。
その上で、動画の解説や暗記アプリ、簡単な反復練習用の問題がタブレットで利用できるというもの。
動画を使った解説があるので、数学の立体図や理科の実験は理解しやすいですね。
進研ゼミ中学講座ハイブリッドスタイル | |
教科 | 9教科+英検対策 |
端末 | 専用タブレット「チャレンジパッド3」 0円(6ヵ月未満で退会したときは9,900円) ※2020年8月時点 |
価格(税込み) | 1年生 月6,980円 2年生 月7,190円 3年生 月7,980円 ※6ヵ月分一括払い、12ヵ月分一括払いの割引があります。 ※中高一貫校の場合は別料金となります。 |
レベル別のコース
中1・中2については教材のレベルが2つあり、好きな方を選ぶことができます。
- スタンダード
- ハイレベル
スタンダートは「基本7 応用2 難問1」の出題割合で、定期テストでの好成績および内申点の積み上げを重視するコース。
ハイレベルは「基本3 応用5 難問2」の出題割合で、トップ高校の合格に向けたコースです。
中学3年生は、志望校のレベル別に3つに分かれています。
- 受験総合コース
- 難関挑戦コース
- 最難関挑戦コース
受験総合コースは「基礎8 応用2」の出題割合で、標準的な公立高校・私立高校を目指す人向け。
難関挑戦コースは「基礎5 応用3 難問2」の出題割合で、公立の難関校または同レベルの私立高校を目指す人向け。
最難関挑戦コースは「基礎3 応用4 難問3」の出題割合で、住んでいる地域の最難関高校を目指す人向けです。
どのコースを選んでも月額は同じです。
途中でコースを変更することも可能です。
タブレット学習「進研ゼミ中学講座ハイブリッドスタイル」の口コミ
当サイトで独自のアンケート調査を実施して、実際に中学生の子供に進研ゼミハイブリッドスタイルを使わせたことがある保護者の口コミを集めたので、その内容をご紹介します。
良い口コミ
短時間で効率のよい学習ができているようです。毎日同じ時間にアラームが鳴りその時間から勉強始めるので規則正しくできるので助かってます。
間違えた問題は、解きなおしができるので、正解するまで何度もやり直して定着に役立つと思います
漢字の書き順が違っても×になり、書き順を教えてくれるので、親が指摘すると怒ったり聞いてくれなかったりするので助かります。
電子書籍なども充実しているので、いろんな使い方ができる。
悪い口コミ
紙の教材の時は、丸つけしたものを見せてもらい、得意なところと苦手なところを私が把握していたが、タブレットだとそれがわかりにくい。
数学や英語など注意点に色がついていてとても分かりやすいのですが、解説が充実している分問題をたくさん解きたいときに問題の量が少ない気がします
定期的な問題がありますが、基本繰り替え問題ばかりです。
うちの子はタブレットだと実際に書かないので適当にやってる感じがあり、やめました。間違えていても、すぐに答えが画面上で見れるのでよく見もせずにスルーしていました。
漢字などを書く問題のとき、きちんと書いてもタブレットが認識してくれないことがあります。
こうして口コミを見てみると、基礎的な問題を繰り返し確認して定着させるのに最適だということがわかりますね。
それを良いと言っている口コミもあれば、物足りないと感じている口コミもあるようです。
>>もっと難易度の高いタブレット学習教材ならZ会のiPadスタイルがおすすめ
少なくとも本人が成績をアップさせたいと思っていないとダメだと思います。
本人に「勉強しなければ」という意識があって、でも自宅での学習の仕方がわからない…というケースには最適な教材だと思いますよ。
どうしても誰かに付いてもらわないとサボってしまうという子には、スタディサプリの個別指導コースがおすすめです。
進研ゼミ中学講座ハイブリッドスタイルでできること・優れている点
先取り・さかのぼりOK
5教科3年分の学習を先取り・さかのぼりできます。
学年を超えて必要な単元のコンテンツを自由に取り寄せることができます。
各教科、一度に8つまで選択でき、何度も入れ替えて利用できるようになっています。
レベル別の問題が用意されている
その子の理解度に応じて問題を基本的なもの、難易度の高いものなど自動的に変えてくれます。
それでも難しすぎる、あるいは簡単すぎると感じる場合は、コース変更(スタンダード/ハイレベル)をすることも可能です。
担任の赤ペンコーチ
担任のコーチがついてくれて、その子の目標に応じて個別に学習計画などをアドバイスしてくれます。
ただ、サボっていても声掛けしてくれるわけではありません。
解き直しシステム
間違えた問題は解説動画と繰り返し解き直すシステムで定着させていきます。
間違えたらその場ですぐ動画解説&解き直し。
さらに忘れたころにもう一度出題して定着を図ります。
暗記の効率アップ
専用の暗記アプリがあり、効率よく暗記できるようになっています。
質問できる
「質問ひろば」というのが用意されていて、質問を書き込めるようになっています。
21時までに書き込んだ質問は、翌日17時までに回答がもらえます。
「すぐ解決」というわけには行きませんが、翌日ならかなり早い対応ではないでしょうか。
追加料金不要で英検対策も
リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの英語4技能が身に付くプログラムも利用できます。
英検やGTECなど検定対策もできるようになっています。
他のタブレット学習教材にも英検対策のコンテンツはありますが、追加費用が必要なところが多いです。
英検対策については、学年に関係なく自分の習熟度にあわせて好きなスピードでどんどん学習を進めていくことができます。
「聞く・話す・読む・書く」の4技能をトレーニングできるコンテンツがたくさん!
これ全部、追加料金なしで利用できるのですが、唯一、マンツーマンのオンラインスピーキングだけは有料オプションとなります。(月2回で2,580円)
実力診断テストや模試がある
1学期に1回、実力診断マークテストがあります。
また、中2以降は年4回、「合格可能性判定模試」が受けられます。
いずれも5教科対応です。
進研ゼミ中学講座ハイブリッドスタイルではできないこと、残念な点
気軽に試せない
無料体験教材というのはありますが、タブレットを使った学習を体験できるわけではないので、あくまで参考程度という感じです。
最短で2ヵ月からとなっていますが、専用タブレットを利用する場合、6か月未満で退会すると専用タブレット代を9,900円請求されてしまいます。(6か月以上継続すればタブレット代無料)
中学1年生は月額6,980円、2年生は7,190円、3年生は7,980円なので
たとえば中学1年生なら
6ヵ月で 6,980×6=4万1,880円
2ヵ月で 6,980×2+9,900=2万3,860円
専用タブレットの場合は、試しに使ってみたい場合でも2万円以上はかかってしまうことになります。
ただし、新年度(3~4月)や長期休み限定でトライアルキャンペーンを実施していて、期間中は受講料のみ、返却すればタブレット代無料で利用できるので、お試しのチャンスです。
教材が多くてごちゃごちゃしてる
オリジナルスタイル(紙の教材)とハイブリッドスタイル(タブレット)のちがいは、メインの教材だけ。
テスト対策用の暗記ブックや予想問題集、赤ペン先生の添削問題、実力診断テストや模試は、すべて紙で届きます。
ごちゃごちゃとたくさん送ってこられると見るだけで疲れる、何からやればよいのかわからなくなる・・・という人には、進研ゼミはあまりおすすめできません。
タブレットだけで完結するシンプルな教材がいいならスマイルゼミがおすすめです。
授業動画がない
カラフルな図が動いたりしてわかりやすい解説ではあるのですが、講師の先生の授業動画はありません。
⇒新たにオンライン授業が始まっています。テスト前や長期休みなど定期的に開催されます。夏休みは週に2時間程度開催されています。
なので、考え方のコツや受験のテクニックみたいな話が聞けないのは少々残念なところ。
やはり授業動画がないと理解しづらいという場合は、スタディサプリなどと併用してみるのもいいかもしれません。
タブレット学習「進研ゼミ中学講座ハイブリッドスタイル」はこんなお子さんにおすすめ
- そもそも勉強のやり方がわからない子
- 効率よくテスト勉強をしたい子
- 家での学習時間がたくさんとれる子(部活をしていないなど)
- 主に復習・定着に力を入れたい子
進研ゼミ中学講座のハイブリッドスタイルは、本当に内容がもりだくさんで充実しています。
でも、もりだくさんなだけに使いきれない子も多いのではないかと思います。
中学生になると部活や学校の課題だけで精一杯という状態の子も多いはず。
そこに進研ゼミを導入しても、時間がなくて消化不良になってしまいます。
部活に入っていない子や、学校の課題が少ない場合など、家での学習時間がしっかり確保できるお子さんにはおすすめのタブレット教材です。
部活などが忙しくて学習時間がほとんど取れないという子は、安くてシンプルなスタディサプリがおすすめ。
全国トップクラスの講師の授業だから、おもしろくてわかりやすい!
スマホですき間時間に少しずつ授業動画を見るだけでも、理解が高まります。