国際バカロレアの独自のカリキュラムを修了し試験に合格すると「ディプロマ」という認定証書がもらえ、世界中で通用する大学入学資格として活用できるため、とても注目を集めています。
>>理想の教育?入試に不利?国際バカロレアのメリット・デメリット
通常は英語で受講するようですが、近年では「日本語ディプロマ」といって日本語で受講できる認定校も増えてきています。
帰国子女でなくても国際バカロレアのカリキュラムを学べるのはありがたいですね。
ディプロマを取得できる国際バカロレア認定高校と偏差値一覧
2019年7月24日時点のIB(国際バカロレア)認定校・候補校の中から、学校教育法第1条に規定されている学校(いわゆる1条校)で高校に該当する学校を紹介します。
インターナショナルスクールなど、日本の学校教育法第1条に該当しない学校とはちがって、1条校を卒業すると「高卒」資格が得られます。
高校の偏差値も参考程度に載せておきますが、その高校の偏差値と、その高校の「国際バカロレアコース」「IBクラス」の偏差値はイコールではありません。
国際バカロレアコースやIBクラスは、そもそも入試の内容が一般的な高校とはまったくちがう場合があり、偏差値で判断するのは難しいからです。
ただし、学校によっては通常のクラスと国際バカロレアのクラスを区別せずに入試をおこない、入学してから国際バカロレアのクラスを希望する人を募集、人数が多ければ面接や筆記試験で選抜するという2段階の選抜方法をとっているところもあります。
※日本語DP=日本語ディプロマ
※偏差値はその学校の偏差値であり、国際バカロレアコースの偏差値とは限りません。学校の偏差値は「みんなの高校情報」を参考にしました。
北海道
(北海道)市立札幌開成中等教育学校【日本語DP】〔偏差値67〕
東北
(宮城県)仙台育英学園高等学校【日本語DP】〔偏差値58〕
関東
(茨城県)茗渓学園高等学校【日本語DP】〔偏差値67〕
(群馬県)ぐんま国際アカデミー 〔中高一貫〕
(埼玉県)筑波大学附属坂戸高等学校【日本語DP】〔偏差値57〕
(東京都)開智日本橋中学・高等学校【日本語DP】〔中高一貫〕
(東京都)玉川学園 高等部〔偏差値59〕
(東京都)東京学芸大学附属国際中等教育学校【日本語DP】〔中高一貫〕
(東京都)東京都立国際高等学校 〔偏差値68〕
(東京都)武蔵野大学附属千代田高等学院【日本語DP】〔偏差値54〕
(神奈川県)神奈川県立横浜国際高等学校【日本語DP】〔偏差値64〕
(神奈川県)法政大学国際高等学校【日本語DP】〔偏差値68〕
中部(東海・北陸)
(山梨県)山梨学院高等学校【日本語DP】〔偏差値59〕
(山梨県)山梨県立甲府西高等学校【日本語DP】〔偏差値63〕
(長野県)インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢 〔不明〕
(長野県)松本国際高等学校【日本語DP】〔偏差値40〕
(静岡県)加藤学園暁秀高等学校 〔偏差値58〕
(愛知県)名古屋国際高等学校〔偏差値49〕
(愛知県)東海学園高校【日本語DP】〔偏差値55〕
近畿(関西)
(滋賀県)滋賀県立虎姫高等学校【日本語DP】〔偏差値62〕
(京都府)立命館宇治高等学校〔偏差値67〕
(大阪府)大阪女学院高等学校【日本語DP】〔偏差値67〕
(兵庫県)AIE国際高等学校(通信制)【日本語DP】〔不明〕
中国地方
(岡山県)岡山理科大学附属高等学校【日本語DP】〔偏差値52〕
(広島県)英数学館高等学校【日本語DP】〔偏差値50〕
(広島県)AICJ高等学校〔偏差値52〕
四国
なし
九州・沖縄
(福岡県)リンデンホールスクール中高学部〔不明〕
(福岡県)福岡第一高等学校【日本語DP】〔偏差値46〕
(沖縄県)沖縄尚学高等学校【日本語DP】〔偏差値54〕
国立・公立の国際バカロレア認定高校一覧
上記で紹介した1条校の国際バカロレア認定校の中で、国立または公立の高校をピックアップしたものがこちら。
国立の国際バカロレア認定高校
(埼玉県)筑波大学附属坂戸高等学校【日本語DP】〔偏差値57〕
(東京都)東京学芸大学附属国際中等教育学校【日本語DP】〔中高一貫〕
公立の国際バカロレア認定高校
(北海道)市立札幌開成中等教育学校【日本語DP】〔偏差値67〕
(東京都)東京都立国際高等学校 〔偏差値68〕
(神奈川県)神奈川県立横浜国際高等学校【日本語DP】〔偏差値64〕
(山梨県)山梨県立甲府西高等学校【日本語DP】〔偏差値63〕
(滋賀県)滋賀県立虎姫高等学校【日本語DP】〔偏差値62〕
いずれも偏差値の高い進学校ばかりですね。
ただ、冒頭でも説明しましたが、学校の偏差値と、この学校の国際バカロレアコース(IBクラスなど)の偏差値はイコールではありません。
国際バカロレアコースは一般の入試とはちがう独自の入試内容ですし、定員25人ほどの狭き門なので偏差値で判断するのは困難です。
ただし、学校によっては通常のクラスと国際バカロレアのクラスを区別せずに入試をおこない、ら入学してか国際バカロレアのクラスを希望する人を募集、人数が多ければ面接や筆記試験で選抜するという2段階の選抜方法をとっているところもあります。
国際バカロレアは非常に注目されていて人気も高いので、倍率は高くなると思われます。
ちなみに、2019年度の東京都立国際高校の国際バカロレアコースは4.95倍だったそうです。