中学生あるいは高校生のお子さんに「iPhone」が欲しいと言われ、スマホが必要なのはわかるけどiPhoneは高いから…と困っている親御さんは多いのでは?
2~3万のAndroid端末ならともかく、
iPhone8は税込み58,080円~
iPhoneXRは71,280円~
iPhone11は82,280円~
とかなり高額です。
通信費もあわせると毎月いったいいくらかかるの!?
高校生なのに贅沢だ!と思ってしまいますよね。
iPhoneは高校生に最適。費用も高くない
結論から言います。
わたしは、iPhoneは中学生や高校生のお子さんに持たせるのに最適なスマホだと思いますし、費用もそれほど高額ではないと思っています。
3年間使う場合、通信費とあわせて
iPhone8 | 月2,163円~(税込) |
iPhoneXR | 月2,530円~(税込) |
iPhone11 | 月2,836円~(税込) |
これ、iPhoneをAppleストアで購入し、LINEモバイルのデータSIMを契約した場合の価格です。
このプランです。
月500円、消費税込みだと月550円です。
たとえばiPhone8だと、本体が税込み58,080円~。
3年間使うなら58,080円÷36ヵ月=1,613円
1,613円+550円=2,163円
メーカーが推奨している使用年数が3年なので「3年使う」と仮定しましたが、実際には4年でも十分使えます。
ということは、3年間は月々2,163円、4年目以降は月々550円です。
こう考えると特に高額ということもないのでは?
実際うちの中学生の息子がこの方法でiPhone8をもう2年以上使っています。
いろいろ検討した結果、この方法がもっとも安い上に便利だと判断したからです。
なぜ高校生はiPhoneを欲しがるのか
中学生や高校生は本当にiPhoneを欲しがりますよね。
今の時代スマホが必要なのはわかる。でも安いスマホで十分でしょ?
親だって安いの使ってるのに、なんで学生がそんな高価なものを持つ必要があるのか…と親子でケンカになってしまうという話も聞きます。
なぜ中高生はiPhoneを欲しがるんでしょう?
そういえば息子も最初からiPhone、iPhone言ってたな…と、息子に聞いてみることにしました。
- Androidはダサい
- iPhoneじゃないと恥ずかしい
- 古い型のiPhone(サイズが小さいやつ)もダサい
- 新しいiPhoneを持つことはステータス
いかにも中高生らしい考え方だな…と思いますが、スクールカーストなどにも関係してくるのですかね。
どうしても親に認めてもらえずAndroidのスマホを持つことになったとしても、途中でなんとか iPhoneに買い換えようと必死に画策してくるといった話も聞いたことがあります。
それでも親にしてみれば、そんなしょーもない理由で高価なものを買わされるなんて納得いかないですよね。
ところが、中学生や高校生が使うスマホとして、iPhoneは実はベストな選択なんです。
なぜ高校生のスマホは iPhoneがベストなのか?
なぜ中学生や高校生が使うスマホは iPhoneがベストなのか説明します。
iPhoneの方が安全性が高い
iPhoneとAndroidでは、iPhoneの方が安全性が高いと言われています。
Android用のアプリは公式のGoogle Playストア以外の安全性の低いサイトからでも入手し、インストールできてしまうのに対し、iPhoneは公式のApp Storeでしかダウンロードできないからです。
App Storeにあるアプリはすべて、Appleの厳格な審査を受けて安全性が確認されています。
また、iPhoneは比較的古い機種でも最新のOSへのアップデートができるようになっています。
それだけAndroidよりも長く安全に使えるということです。
Appleの問い合わせ対応はすばらしい
わたし自身、もう5年以上 iPhone+格安SIMの組み合わせで使用しています。
iPhoneの不具合や操作でわからない点があるときはAppleに問い合わせると、すばやく的確に答えてもらえます。
これまで何度も電話したことがありますが、何分も待たされることなど一度もありませんでしたし、対応してくださる方の受け答えもパーフェクト。
きっと、マニュアルやシステム、トレーニングがしっかりしているのでしょう。
また、iPhoneはAndroidとちがって端末もOSもApple1社で作っています。
そのため、これは端末の問題だからメーカーへ、これはOSの問題だからGoogleへ…といったこともなく、すべてAppleで対応してもらえます。
格安SIMを使ったことがない人は、〇〇ショップなどの店舗に相談に行けないことに不安を感じることもあると思います。
わたしも最初その点が不安だったのですが、iPhoneに関してはAppleに問い合わせるのが一番早くて確実だと実感しました。
iPhoneの中古は高く売れる
iPhoneは確かにAndroid端末とくらべて高いのですが、中古を手放すときに高く売れるというメリットがあります。
しかも、DocomoのiPhoneやauのiPhoneなどよりも、SIMフリーのiPhoneの方が高く売れます。
ちなみに今Appleストアで販売しているiPhoneはすべてSIMフリーです。
息子が約2年半前に購入したiPhone8の中古買取価格が、いま調べてみるとこの価格でした。
2017年、発売されて間もないころに新品で購入した価格は78,800円。
2年5カ月使用した後の買取価格が26,000~21,300円。
iPhoneを安く手に入れるには?
iPhoneの端末価格 Appleストアの場合
iPhoneをAppleストアで購入する場合の価格は次のとおりです。
※2020年2月時点
一括払い(税込) | 24回払い | |
iPhone8(64GB) | 58,080 | ¥2,420 |
iPhone8(128GB) | 63,580 | ¥2,649 |
iPhone 8 Plus(64GB) | 69,080 | ¥2,878 |
iPhone 8 Plus(128GB) | 74,580 | ¥3,108 |
iPhoneXR(64GB) | 71,280 | ¥2,970 |
iPhoneXR(128GB) | 76,780 | ¥3,199 |
iPhone11(64GB) | 82,280 | ¥3,428 |
iPhone11(128GB) | 87,780 | ¥3,658 |
iPhone11(256GB) | 99,880 | ¥4,162 |
Appleストアでは、一括払いの他に金利ゼロで分割払い(24回払い)にも対応しています。
払い終わればもちろん自分のものになります。
実際は一括払いか24回払いですが、今回は3年間使うことを想定して36で割ると一月あたりの端末価格は次のようになります。
一括払い(税込) | ÷36 | |
iPhone8(64GB) | 58,080 | ¥1,613 |
iPhone8(128GB) | 63,580 | ¥1,766 |
iPhone 8 Plus(64GB) | 69,080 | ¥1,919 |
iPhone 8 Plus(128GB) | 74,580 | ¥2,072 |
iPhoneXR(64GB) | 71,280 | ¥1,980 |
iPhoneXR(128GB) | 76,780 | ¥2,133 |
iPhone11(64GB) | 82,280 | ¥2,286 |
iPhone11(128GB) | 87,780 | ¥2,438 |
iPhone11(256GB) | 99,880 | ¥2,774 |
iPhoneの端末価格 大手キャリアとの比較
ドコモやauなど大手キャリアでiPhoneを購入する場合の価格を調べてみました。
iPhone11(64GB)の価格で比較しています。
※2020年2月時点
先ほども書きましたが、中古を売却するときはAppleストアで購入したSIMフリーのiPhoneが一番高く売れるので、ますます損したような気分になりますね。
ただし、大手キャリアでは「スマホおかえしプログラム」や「アップグレードプログラム」という名称で、スマホ端末を返却する代わりに分割払いを途中(2年)で終了できるサービスがあります。
次々と新しいiPhoneに乗り換えたい人は良いかもしれませんが、中高生が2年おきに新しいiPhoneに乗り換えるというのは、それこそちょっと贅沢かな…という気もします。
なお、2年たった時点で査定を受けて条件を満たした場合しか返却は受け付けてもらえないので注意が必要です。
大手キャリアとLINEモバイルの通信料を比較
iPhoneはこれくらいの負担で使えるとして、通信料はどうなるのかという問題です。
大手キャリア(docomo、au、softbank)の一番ライトなプランで、しかも学割や家族割を適用した後の月額を調べてみたところ、なんと見事に同じ金額でした!
- 12ヵ月までは月980円
- それ以降は月1980円
>>詳しくはこちらの記事で
この金額と、わたしがおすすめするLINEモバイルの一番ライトなプランの月額を比較するとこのようになりました。
大手キャリア | LINEモバイル 音声通話SIM |
LINEモバイル データSIM |
|
12ヵ月まで | 980円 | 1,200円 | 500円 |
それ以降 | 1980円 | 1,200円 | 500円 |
3年間の総額 | 59,280円 | 43,200円 | 18,000円 |
3年間の平均月額 | 1,647円 | 1,200円 | 500円 |
LINEモバイルをはじめとする格安SIMには「音声通話SIM」と「データSIM」があります。
- 音声通話SIM・・・電話とデータ通信ができ、電話番号を持てる
- データSIM・・・データ通信のみ。電話番号は持てない
データSIMは明らかにダントツで安いです。
音声通話SIMの場合でも、16カ月以上利用すればLINEモバイルの方がお得になります。
「データSIM」では不便では?
LINEモバイルのデータSIM、ありえないくらい安いですよね。
でも、データSIMはデータ通信のみで「電話」が使えません。
それって不便では・・・?と思うかもしれません。
なんでもLINEです。
息子にスマホを持たせるとき、「電話はたぶん使わないだろうな~」「LINEさえ使えれば困らないだろう」と考えて、安いデータSIMプランにしましたが、実際それで十分でした。
どうしても電話がないと不便であれば、途中でプランを変更しようと考えていましたが、その必要はありませんでした。
結果、2年半何も困っていません。
110番や119番など緊急電話が使えない点が少々不安でしたが、今は緊急通報ができるアプリもあるので、この点でも問題ないですね。
また、「LINE Out」などLINEのアプリから固定電話に電話をかける方法もあるので、ごくたまにしか電話を使う機会がないならそれで十分だと思います。
なお、うちの息子の場合、ガラケーを使っているおばあちゃんともSMSで連絡が取れるように、データSIMに「SMS」がついたプランにしました。
LINEは知らないけど携帯番号は知ってるという人とやりとりするのにも便利です。
たとえば部活の遠征試合などで、顧問の先生の携帯に「少し遅れます」と連絡するときなどが考えられます。
高校生にLINEモバイルをおすすめする理由
なお、たくさんある格安SIMの会社の中で特にLINEモバイルをおすすめするのは、中高生がとにかくLINEをよく使うからです。
電話はまったく使わない代わりにLINEはめちゃくちゃよく使います。
LINEの通話やビデオ通話を友達とつなぎっぱなしにして一緒にテスト勉強をしたり。
高校生だと学校に持っていく子も多いでしょうから、外でもLINEをたくさん使うことと思います。
LINEモバイルでは、最も安いデータ容量1GB、月500円のプランでも、LINEで利用したデータはカウントされない仕組みになっています。
まさに中高生のための格安SIMです。
結論。高校生にiPhoneは贅沢ではない
以上のように、AppleストアでiPhoneを購入して、LINEモバイルのデータSIMを契約すれば、3年間でこれくらいの負担でiPhoneを持たせてやることができます。
iPhone8 | 月2,163円~(税込) |
iPhoneXR | 月2,530円~(税込) |
iPhone11 | 月2,836円~(税込) |
端末代を36ヵ月(3年)で割って、通信費550円と足した額です。
37ヵ月以上使うのであれば、月額は通信費の550円のみです。
これなら決して贅沢ではないし、中高生のお子さんも大満足かと思います。
おすすめのプランは「LINEフリーのデータSIM(SMS付き)」です。