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子供が料理をすることで得られる8つの効果!学習能力にも影響が

親子で一緒に料理したり、子供に料理をさせるのは教育的に良いことだというのは多くの親が認識していることですよね。

でも、具体的にどんな効果があるのか知ってますか?

子供が料理をする効果1:脳が発達する

1つ目の大きな効果は、子供の脳機能が発達することです。

これは、大阪ガスが東北大学の川島隆太教授と共同で実験結果をまとめたものがあります。
小学校高学年の男女児童とその母親で、ホットケーキを焼いて盛り付けるというものです。

料理 子供 効果 脳


参考
調理中の脳活動、親子クッキング中の脳活動について大阪ガス


参考
親子クッキングコミュニケーションが子供の脳を育て大人の脳を鍛えることを実証大阪ガス

非常に簡単な内容ですが、たったこれだけの料理でも、左右の大脳半球の「前頭前野(前頭連合野)」の活性化が確認されました。

前頭前野は次のような機能をもつところです。

・意思・理解・記憶・言語
・コミュニケーション
・創造力・情操・抑制力

前頭前野の中でも特に「背外側前頭前野」の活性化が確認されたということで、
「背外側前頭前野」の機能は次のとおり。

・記憶・学習・理解
・推理・推測
・抑制・意図・注意・判断

わかりやすく言うと概念や戦略的思考を担う分野なのだそうです。

料理と言えば段取りが重要ですから、脳のうち戦略的思考を担う分野が活性化するといわれると「なるほど確かに」と納得ですね。

「注意」や「推理・推測」も納得です。
やけどしないように、焦げないように注意しないといけませんし、「もう焼けてるかな?そろそろ裏返してもいいかな?」などと推理・推測しますよね。

「背外側前頭前野」は「記憶」や「学習」をつかさどる分野でもあります。

医師の吉田たかよし先生の説明によると、「背外側前頭前野」は受験合格のカギを握る部分なのだとか。
受験に限定して言えば、脳の中で決定的に重要なのは「背外側前頭前野」で、この部分の機能を集中的に高める勉強法が効果的だと説いておられます。


参考
脳のメカニズムに則した効率的な勉強法受験うつ予防ナビ

その「背外側前頭前野」が、親子料理で活性化するなんてすごい!

子供が料理をする効果2:生きていく力が身につく

料理を作るって、生きていくためにとても大切な力ですよね。
子育ての最終ゴールが「子供の自立」つまり「自分で生きていけるようになること」だとすれば、一緒に料理したり料理を教えることは学校の勉強と同じくらい、いやもしかしたらそれ以上に大切なことだと思います。

子供が料理をする効果3:仕事に役立つ能力が身につく

先ほども書きましたが、料理で大切なのは「段取り」。
段取りは、将来社会に出て仕事をするときにも大切になってきますよね。

また、誰かと一緒に料理をするときは「自分は今何をやるべきか」を意識すると思います。
最初はあれやって、これやってと指示を受けながらですが、慣れてくると言われなくても自分が今何をやるべきかを判断して自分で動けるようになりますよね。

お母さんがお肉をいためている。味付けをしているということはもうすぐ完成しそう・・・。お皿を持ってこなきゃ。という具合に。

こういうのも、社会に出て仕事をするときにとっても大切な力だと思いませんか?

子供が料理をする効果4:達成感が得られる

材料を切ったり混ぜたり焼いたり煮たりして美味しいものを完成させるってすごく達成感がありますよね。
料理はわずか数十分で「できたー!」という達成感が得られ、子供の自信につながります。

子供に料理のお手伝いをさせる場合、「皮むきだけ」とか「まぜるだけ」など、料理の一部、それも簡単な部分だけをお願いすることが多いと思います。

でも、達成感という点では子供が一人で最後まで完成させられるようなものをお願いする方が効果的です。

頻繁に子供と一緒に料理をしているおうちでは、たまにしか一緒に料理をしない家とくらべて「子供に完成まで任せる」率が多いそうです。

いきなり一人で全部作れといっても無理なので、たとえばサラダだけ最後の盛り付けまでやってもらうとか、そういうことでもいいと思います。

>>子供と作る料理ランキング

子供が料理をする効果5:役に立っている実感が得られる

料理を手伝って「ありがとう」と言われたり、自分で一品完成させた料理を家族が「おいしい」と言って食べてくれたりすると、子供は自分が家族の役に立っているという実感を得ることができます。

これは子供の自己肯定感を高めるはず!

日本の子供は自己肯定感が低いとよく言われますよね。
料理を手伝ってもらって「助かるわ~」「ありがとう」「ママが作るより美味しいかも!」と絶賛して、自己肯定感を高めてやりたいものです。

子供が料理をする効果6:食べ物の好き嫌いが減る

嫌いな食べ物でも、自分が料理したときはちょっとだけ食べることありませんか?
子供に料理させることによって好き嫌いが完全になくなるとは言いませんが、「せっかく作ったし、おいしそうに完成したし、少しだけ食べてみようかな・・・」という機会が増えることは確かです。

昔、保育園の先生に聞いたのですが、嫌いなものは無理に食べさせなくて良いのだそうです。残してOK。

ただし、どうせ子供が食べないからといって食卓から消してしまうのはダメ。

嫌いなものでも気にせず普通に食卓に並べていると、そのうち「ちょっと食べてみようかな」という時が来て、食べられるようになることが多いのだとか。

子供が料理をする効果7:親子のコミュニケーションが増える

親子のコミュニケーションが増える。これも大きな効果の1つですよね。

本音を言うと、子供にテレビを見させておいて、その間に集中して料理する・・・というのが一番早くてラクだったりしますが、理想は、余裕をもって楽しく一緒に料理すること。

こちらに余裕がないと、子供が手伝いたいと言ってるのに「今日は急いでるからいい」と断ったり、手伝ってくれていても「早くして!」などと言ってしまいます。

余裕がないときとは・・・自分がお腹ペコペコのときです。

なるべく余裕をもって一緒に料理を楽しめるように、夕食前にプロセスチーズをかじったりすることもあります^ ^

子供が料理をする効果8:異性にモテる

異論がある人もいるかもしれませんが、大人になって「料理ができる女」「料理ができる男」は結構ポイント高いですよね。一般的に。

特に男の子。
「男の子だから料理は別にできなくてもいい」なんていう考えで育てていると、これからの時代ヤバいと思います。

子供に幸せな人生を歩んでもらうためにも、異性にモテること、それも人生のパートナーとして選んでもらえるような大人になることは大切ではないでしょうか。