自主学習の宿題、何をすればいいのかいつも悩んでしまいますよね。
子どもに「自主学習、何をすればいいかわからない…」と言われたときに使えるネタを集めてみました。
①子どもがやりたい!楽しい!と思えるような面白いテーマ
②時間がないときにサクッとできる簡単なテーマ
の2つに分けてご紹介します。
自主学習のテーマ選びのヒントになれば幸いです。
小6自主学習に使える「楽しい」「面白い」ネタ
「自主学習」は、単なる家庭学習とはちがって「自発的・継続的な探究活動」なのだそうです。
子ども自身がやりたい!と思ってやることが重要で、学校で学習する教科の内容と関係なくてもOK。
自分の好きなもの、得意なことを人に教える
自分の好きなものや得意なことを人に教える「図鑑」や「紹介文」を作るのはどうでしょう?
勉強とはまったく関係ないことでいいんですよ。
図鑑を作る
たとえば、
- 動物が好きなら動物図鑑
- 乗り物が好きなら乗り物図鑑
図鑑と言っても1日に1つ紹介する程度でOK。
みんなが知らないようなマニアックなものを選ぶのもいいし、一般的なものでも「こういうところが好き」とか、「こんな特徴があるなんて知らなかったでしょ?」という部分を紹介できると楽しいですよね。
図鑑ですから、絵を描いて色を塗ったりすると良いものができそうです。
用語辞典を作る
絵を描くのが嫌なら、「〇〇用語辞典」を作るのはどうでしょう?
たとえば、
- ファッション用語辞典
- ゲーム用語辞典
用語の意味を説明する文と、使用例などもあるといいですね。
どういう場面でどんなふうに使うのか、例があるとわかりやすいです。
感想文、紹介文を書く
長い文章を書くのが苦にならない子なら、感想文や紹介文を書くのもおすすめです。
たとえば、
- おすすめマンガの紹介文
- 昨日見たアニメの感想文
- 最近ハマっているゲームの紹介文
好きなマンガはあるけど何を書けばいいかわからない…という状態なら、友達や先生、家族など、誰かにそのマンガをおすすめするつもりで書くといいですよ。
- ひとことで言うと何の話?
- 自分はそのマンガのどういうところが好きか
- 特に大好きな登場人物
- なぜその登場人物が好きなのか
- 一番好きな場面(ドキドキした場面、感動した場面) などなど
作文や読書感想文とちがって自由に書けばいいので、イラストを入れるのもOK!
気になることを調べる(調べ学習)
日常の中で疑問に思ったことや、ニュースなどで初めて聞いた言葉を調べてみるのはどうでしょう?
「〇〇ってどういう意味?」「なんで〇〇は△△するの?」など、子どもから質問されて、親が答えて終了…という場面はよくあると思いますが、それを自分で調べてノートにまとめたら立派な調べ学習です。
「教えてもらってわかった」という状態と、「自分で調べてわかった」+「人に説明できる」という状態では、理解度が大きく違います。
今の時代、わからないことをネットで検索して答えを見つけるスキルも大切ですからね。
たとえば、
- どうしてクレジットカードで買い物できるの?
- 道路標識の意味
- なぜ渋滞が起きるのか
- どうしてマスクをしてるとメガネがくもるの?
- 正座をすると足がしびれるのはなぜ?
- 静電気を防ぐ方法
- コンプライアンスって何?
- NATOって何?
もちろん、調べても答えが見つからない問題もあるでしょう。
そういうときは自分なりの予想を書いてみたり、家族であれこれ話した結果を「こんな意見があった」とまとめてもおもしろいと思います。
自主学習は「継続的な探究活動」ですからね。
すぐに答えが見つかるものばかりではなく、答えが見つからないものについても「知りたい」という気持ちを持つことが大切なんです。
クイズを作る
調べ学習の発展形で「クイズを作る」というのはどうでしょう?
先生や家族、友達に出題する感覚でクイズの問題を作るんです。
たとえば、
- 歴史人物、わたしは誰でしょう?
- 国名あてクイズ
- ことわざ、四字熟語クイズ
6年生だと社会科で歴史を習うので、歴史人物のクイズなどはちょうど良いのでは?
まずは答えを1つ設定します。(例:足利義満)
それについて自分で調べて、たくさんの情報の中からヒントをいくつかピックアップするんです。
- 1358年に生まれた
- 1408年に亡くなった
- 一休さんに出てくる
- 南朝と北朝を統一した
- 京都の室町に花の御所を建てた
- 太政大臣になった
- 明(中国)と正式な外交関係を結んで貿易した
- 金閣寺を建てた
- 室町幕府の第3代将軍
答えがすぐわかるようなヒントを出してしまうとつまらないので、最初は難しいヒントから出して、後へ行くほど簡単なヒントにするなど工夫するといいですね。
とはいえ、子どもはどれが簡単なヒントかわからないかもしれないので、「これは有名だから最後にした方がいいよ」など、親子でわいわい言いながら作るのも楽しいと思います。
数字を使ったパズル
ゲーム感覚で、数字を使ったパズルに挑戦するのも楽しいですよ。
遊びなのに結構頭を使います。
計算が早くなったり、論理的に考える力、試行錯誤する力がつくという効果も。
メイクテン(テンパズル)
「メイクテン」とはmake10、つまり10を作るということ。
ランダムに選んだ4つの数字を「+」「-」「×」「÷」を使って10にするという遊びです。
順番は入れ替えてもOKです。
たとえば「3572」 だと、
(3+7)÷2+5=10
これで10になりましたね!
これ以外にも10にできる式がありますよ。
例題(何通りも式があります!)
「4256」「3812」「2346」「1226」
メイクテン(テンパズル)の詳細はこちらの記事に書きました。
式が何通りあるのか全部確認できる「テンパズル解答ジェネレーター」も紹介しています。
算数が得意になる⁉ メイクテン(テンパズル)ゲームのルール
数独(ナンプレ)
みんな大好き「ナンプレ」!
解き始めると集中してあっという間に時間がたってしまいます。
こちらの記事で、小学生向けの数独(ナンプレ)を無料でプリントできるサイトをいくつか紹介しています。
【小学生向け】数独(ナンプレ)を無料でプリントできるサイト4選
プリントしてノートに貼り付けるといいですね。
(たまに、プリントの貼り付けはダメという先生もいるので確認してください)
計算ロジックパズル
ルールに沿って簡単な計算練習をしながらマスを埋めていくパズルです。
ナンプレと似た感じ。
こちらの記事で、計算ロジックパズルや仮説思考をきたえるパズルを無料でプリントできるサイトを紹介しています。
算数や図形に強くなる!子供向けパズルのアプリ&プリント7選
素因数パズル
数字のパズルは大好き!でも分数は苦手…という子には、こちらのドリルがおすすめ。
分数の約分をする際に、分母と分子に共通する素因数を見つけることが得意になりますよ。
もっと難しいパズルを解きたいという子には、ぜひこちらの本を買ってあげてください。
一応小学生用だけど、大学生でも手こずるレベルだそうですよ。
漢字を楽しく学ぶ
漢字の学習も、何かをきっかけに楽しくなることってありますよね。
自主学習は自発的な探究活動ですからね。
まだ習っていない漢字でも、自分で調べてどんどん書けるようになってしまいましょう。
反対の意味の漢字、熟語
反対の意味の漢字(または熟語)をなるべくたくさん集めるという自主学習はどうでしょう?
たとえば「善・悪」「太い・細い」「明るい・暗い」「広い・狭い」など。
最初は自分で思いつくものをどんどん書いていって、思いつくものがなくなったら、漢字ドリルからいくつかピックアップして「この漢字の反対の意味は何だろう?」と調べてみるといいですね。
こちらのサイト「対義語辞典オンライン」で、対義語・反対語を検索できますよ。
同じ読み方の漢字あつめ
同じ読み方の漢字をたくさん集めるというのも楽しそうです。
こちらも、最初は自分で思いつくものを書いていきます。
思いつかなくなったら、国語辞典で調べられるので、ネットを使わなくても学習できますね。
難読漢字
難読漢字はクイズ番組でもよく出題されますよね。
漢字の意味から推測できるものもあって、おもしろいです。
たとえば、こんな漢字よめますか?
「洋琴」「提琴」「口風琴」(ヒント:すべて楽器です)
「甘蕉」「甜瓜」「鳳梨」(ヒント:すべてくだものです)
こちらのサイト「難読漢字クイズ」が参考になります。
同じ部首の漢字あつめ
同じ部首の漢字をなるべくたくさん集めるというのも楽しそうです。
「しんにょう」の漢字をたくさんとか、「きへん」の漢字をたくさんなど。
まずは自分で思いつくものをどんどん書いてみて、思いつかなくなったら漢字辞典の部首索引で調べましょう。
こちらの記事で紹介した「漢字の書き順アプリ」にも部首索引がついています。
漢字の書き順を覚える・調べる無料アプリ(iphone とandroid)
小6自主学習に使える簡単なネタ
わくわくしながら取り組めるような自主学習が理想ですが、時間がなくてサクッと簡単に終わらせたい日もありますよね。
そんな時に使えるネタを集めました。
英単語しらべ
動物英単語、食べ物英単語、乗り物英単語、色など、ジャンルを決めて英単語を調べる学習です。
苦手克服、5年生の復習
ありきたりではありますが、あまり考えたり工夫したりせずに簡単に終わらせたいなら、すでに習ったことの復習をするのもいいですよ。
中でも算数は積み上げ型の教科なので、いくらでも復習しておきたいところ。
特に、5年生の算数は重要単元がたくさんあるんです。
5年生の算数の単元一覧
5年生の算数では次のような内容を習っています。
<計算>
整数と小数
小数のかけ算・わり算
分数と小数、整数の関係
分数のたし算、ひき算
<図形>
直方体や立方体の体積
合同な図形
図形の角
四角形と三角形の面積
正多角形と円周の長さ
角柱と円柱
<その他>
比例
偶数と奇数、倍数と約数
平均
単位量あたりの大きさ
割合
帯グラフと円グラフ
変わり方調べ
5年生の算数の中で特に重要な単元
上記の中でも、特にしっかり復習しておきたい重要単元は次のとおりです。
練習問題のプリントをダウンロードできるサイトも紹介しておきますね。
・割合
⇒練習問題(ふたば問題集)
⇒練習問題(すきるまドリル)
・分数のたし算、ひき算
⇒練習問題(ふたば問題集)
⇒練習問題(すきるまドリル)
・すでに分数につまづいているなら倍数と約数も
⇒練習問題(ちびむすドリル)
⇒練習問題(栄光ゼミナール×ちびむすドリル)
・合同な図形
⇒練習問題(ふたば問題集)
⇒練習問題(すきるまドリル)
・小数のかけ算
⇒練習問題(ふたば問題集)
⇒練習問題(すきるまドリル)
・小数のわり算
⇒練習問題(ふたば問題集)
⇒練習問題(すきるまドリル)
・単位量あたりの大きさ
⇒練習問題(ふたば問題集)
⇒練習問題(すきるまドリル)
5年生の算数の復習におすすめの問題集
自主学習で5年生の算数の復習を継続的にやっていくなら、問題集を1冊購入しておいてもいいかもしれません。
算数が苦手な子に
「どこがわからないのかわからない」「算数は苦手…」という子におすすめです。
やさしい言葉で要点を解説。1回分は「読む→解く」セットで約10分。
ちょっと簡単すぎるくらいですが、すでにつまづいてしまった子には自信をつける良いきっかけになると思いますよ。
簡単なところから、小さなステップを一歩一歩上がって行って、少し難しい問題まで解けるように工夫されています。
一応、親の助けを借りずに「ひとりで学べる」というのが売りです。
お値段少し高めですが、たっぷり263ページのボリュームです。
少し難しい問題にもチャレンジしたい子に
Z会のハイレベル問題集。
学校の勉強だけでは少し物足りない、ちょっと上を目指したい子にぴったりです。
算数が得意な子に
標準・上級・最上級の3段階でレベルアップを図る構成で、上級や最上級は有名中学の入試レベルです。
一応、ていねいな解説付きとのことですが、口コミを見ると「親が解説を見てもわからない問題もある」という声も…。
最上級は飛ばしている人も多いようですが「それでも十分な実力がつく」と評判の良い問題集です。