高学年になると自主学習の宿題が出ますが、何をすればいいのか悩んでしまいますよね。
自主学習のテーマ選びのヒントになれば幸いです。
自分の好きなもの、得意なことを人に教える
自主学習は「自発的・継続的な探究活動」です。
子ども自身がやりたい!と思ってやることが重要で、学校の勉強とはまったく関係なくてもOK。
だったら、自分の好きなこと、夢中になっていることを自主学習にしてしまいましょう!
たとえば、自分の好きなものを「図鑑」にするのはどうでしょう?
- 恐竜図鑑
- めずらしい動物図鑑
- 乗り物図鑑
- キャラクター図鑑
などなど、なんでもOK。
図鑑といっても1日1~2ページずつ、書き足していく感じです。
「めずらしい動物紹介」「好きなキャラクター紹介」といった感じです。
「子どもの力を引き出す自主学習ノート 実践編」という本があるのですが、小学校の先生でもあるこの本の著者が、ご自身が小学生のときに初めて取り組んだ自主学習が「好きな漫画のキャラクター紹介」だったそうです。
絵を入れると良いと思いますが、絵を描くのが嫌な場合は印刷して貼り付けたり、文字だけでもOKです。
ローマ字で物の名前や文章を書く
ローマ字は、少ない画数でページがどんどん埋まるので、時間がないときに簡単にできる自主学習としておすすめです!
最近では1人1台タブレットが配られて、ローマ字入力に慣れている子もいると思いますが、まだローマ字を覚えていない子はこちらの一覧表で確認しながら取り組むといいですよ。
⇒ちびむすドリル 小学校 ローマ字表 (訓令式・ヘボン式併記)
ちなみに「訓令式」と「ヘボン式」のうち、小学校で習うのは「訓令式」です。
プリントの貼り付けがOKなら、こちらのローマ字練習プリントを利用してもいいですね。
⇒ちびむすドリル ローマ字 練習プリント(訓令式・ヘボン式)
クイズを作る
クイズを作るのも楽しいですよ。
学校で習ったこと、自分で調べたこと、テレビで見た雑学知識…などなど、なんでもクイズになります。
国の名前あてクイズ
たとえば「国の名前あてクイズ」だとこんな感じです。
まず、答えを1つ設定します。(例:アイルランド)
それについて自分で調べて、たくさんの情報の中からヒントをいくつかピックアップするんです。
- 人口490万人
- 面積は北海道くらい
- もとイギリス領
- 雨が多い
- 牧畜業が盛ん
- 代表的な料理はギネスシチュー、シェパーズパイ
- 観光名所はダブリン城、トリニティ-・カレッジの図書館
- 首都はダブリン などなど
このほか、通貨や言語、その国出身の有名人や、その国が上位になっているもの(〇〇の輸出で世界一、世界で1番高い〇〇があるなど)もヒントになりますね。
答えがすぐわかるようなヒントを出してしまうとつまらないので、最初は難しいヒントから出して、後へ行くほど簡単なヒントにするなど工夫するといいですね。
学校で習ったことクイズ
最近学校で習ったことの中からクイズを作るのも良いと思います。
お父さんやお母さんを対象に!
テレビで「あなたは小学5年生より賢いの?」というクイズ番組がありますよね。
社会や理科の問題を出されたら、大人でも意外と苦戦するのではないでしょうか。
自分が作った問題で、大人たちが「う~ん…」と悩んでいるのを見ると、「もっとクイズを作りたい!」とやる気が出るはず。
テーマしりとり
しりとりと言うと完全に遊びのようですが、テーマしばりを設けて、調べながらノートに書いていく形にすれば、知識や語彙力アップにつながりますよ。
5年生の自主学習だと、たとえばこんなテーマがちょうど良いと思います。
国の名前しりとり
国の名前だけでしりとりをします。
ちょっと厳しいようなら地名・都市名もありにしましょう。
地名・都市名の場合は、国名をかっこ書きしておくといいですね。
(例)
アメリカ→カナダ→大韓民国→スイス→スロベニア→アラスカ(アメリカ合衆国)→カタール・・・
地球儀や世界地図とにらめっこしながら自分でしりとりを続けていくと、楽しくノートが埋められるし、知識も増えていきます。
濁点しりとり
「が」や「ぱ」など、「てんてん」や「まる」が含まれた言葉だけでしりとりをします。
たとえばこんな感じです。
(例)
えんぴつ→つばめ→目薬→りんご→ごま→ランプ・・・
出てこないときは国語辞典で調べるとたくさんの言葉が見つかります。
辞書を引く練習にもなりますね。
お家に辞書がない場合は、オンライン辞書で。
漢字しりとり
漢字しばりのしりとりも語彙力アップにつながる自主学習です。
やり方は2とおり。
①簡単なやり方
通常のしりとりと同じように、「く」で終わったら次は「く」から始まる言葉をさがします。
ただし漢字しか使ってはいけないというルールです。
ひらがなやカタカナは使えません。
(例)
電話→和歌山→毎日→地球→牛→信用・・・
出てこないときは国語辞典で調べることができます。
②難しいやり方
音でつなげるのではなく、漢字でつなげていきます。
(例)
電話→話題→題名→名前→前輪→輪番・・・
「題名(だいめい) 」→「名前(なまえ)」のように、音がつながっていなくても 漢字がつながっていればOKです。
出てこないときは漢字辞典で調べることができます。
(例)
※輪番:多数の人で順番に持ち回り制にすること。
クロスワードパズル
遊び感覚で楽しく国語の学習ができるものといえば「クロスワードパズル」がありますね。
根気よく考える力や語彙力、漢字の練習にもなります。
「ちびむすドリル」では、ちょうど小学校高学年くらいの子が楽しめるレベルのクロスワードパズルが無料でダウンロードできますよ。
数字を使ったパズル
数字を使ったパズルも、楽しく取り組める自主学習としておすすめです。
ナンプレ(数独)
数字を使ったパズルで代表的なのはナンプレですね。
ルールはとてもシンプルで、子どもから大人まで楽しめます。
計算力がついたり頭が良くなったり…というのは無いですが、集中力アップにはつながるはず。
また、根気よく試行錯誤する力がつくので、やったことがない子はぜひチャレンジしてみてほしいです。
↓こちらの記事で、小学生向けのナンプレを難易度別に紹介しています。
【小学生向け】数独(ナンプレ)を無料でプリントできるサイト4選
メイクテン(テンパズル、テンゲーム)
「メイクテン」とはmake10、つまり10を作るということ。
ランダムに選んだ4つの数字を「+」「-」「×」「÷」を使って10にするゲームです。
順番は入れ替えてもOKです。
たとえば「3572」 だと、
(3+7)÷2+5=10
これで10になりましたね!
答えは1つとは限りません。ほかにももっと式があるかもしれませんよ。
四則演算の確認になるし、計算力アップ、試行錯誤力アップにつながるおすすめのパズルです。
↓詳しくはこちらの記事で。式が何通りあるのか確認できるサイトも紹介しています。
算数が得意になる⁉ メイクテン(テンパズル)ゲームのルール
苦手克服、4年生の復習
ありきたりではありますが、あまり考えたり工夫したりせずに簡単に終わらせたいなら、すでに習ったことの復習をするのもいいですよ。
中でも算数は積み上げ型の教科なので、いくらでも復習しておきたいところです。
4年生の算数の単元一覧
ちなみに、4年生の算数では次のような内容を習っています。
<計算>
わり算のひっ算
小数のしくみ
計算のきまり
分数
小数のかけ算とわり算
<図形>
角の大きさ
垂直、平行と四角形
面積のはかり方と表し方
直方体と立方体
<その他>
大きい数のしくみ
折れ線グラフと表
概数の使い方と表し方
変わり方調べ
4年生の算数の中で特に重要な単元
上記の中でも、特にしっかり復習しておきたい重要単元は次のとおりです。
練習問題のプリントをダウンロードできるサイトも紹介しておきますね。
・わり算のひっ算
⇒練習問題(ふたば問題集 「わり算のひっ算」その1)
⇒練習問題(ふたば問題集 「わり算のひっ算」その2)
⇒練習問題(すきるまドリル「わり算のひっ算1」)
⇒練習問題(すきるまドリル「わり算のひっ算2」)
・小数のしくみ
⇒練習問題(ふたば問題集)
⇒練習問題(すきるまドリル)
・分数
⇒練習問題(ふたば問題集)
⇒練習問題(すきるまドリル)